今日は、スピリチュアリズム記念日。
1848年の3月31日、ニューヨーク州のハイズビュー(ハイズビル)村にて、フォックス家の人たちによりポルタ―ガイスト現象が確認され、霊の存在が明らかになった日です。
霊の存在を明らかにしたこの事件は、物質世界で生きる人々に大きな衝撃を与えました。
しかし霊の存在が明らかになっても、なお、霊の存在を受け入れられない人もいます。
「本当に死後の世界はあるの?」
「霊は本当にいるの?」
死後の世界があるなら、人は死んでもたましいは生き続けるということになりますからね。
また、死後の世界があるからこそ、今の私たちは生きることに一生懸命になれるのも事実です。
死後の世界を理解し、『スピリチュアル記念日』に込められた意味を紐解いていきましょう。
スピリチュアリズム記念日の制定
スピリチュアリズム〔spiritualism〕とは、つづりに含まれているspirit(スピリット)=たましいが存在するという哲学や思想のことを意味しています。
では、「人のたましいとは?」「たましいもいつかは、なくなるの?」なんて、疑問が湧いてくるかもしれません。
しかし、人はそもそもスピリット(たましい)の存在なのです。
ハイズビュー事件は、世界中の人々が霊の存在を知ることになり、多くの人が「もしかしたら、人は死ぬとたましいだけになるのでは?」と思うきっかけを作りました。
もちろん、日本でも仏教が浸透し、人は亡くなるとあの世へ旅立つとされていますよね。
とくに「四十九日」などは、故人の命日後、七日ごとに忌日法要が行われる中でも重要とされています。
この日は、故人にとって「成仏」と「極楽浄土へと旅立つ」ことを祈る法要になります。
なので、一概にたましいの存在を否定し続けるのも、違和感が残るのではないでしょうか?
つまりこのようなことからも、私たちは肉体という物質にたましいを宿し、この世に存在しているのです。
また、私たちは肉体の死後もたましいが生き続けることから、「たましいが永遠である」ことを、世界中で知るきっかけになった一つの物語が、『スピリチュアリズム記念日』なのです。
カール・マルクスが『共産党宣言』を刊行
1848年2月、カール・マルクスらが『共産党宣言』を刊行したことで、この世界がより物質的な世界に近づいたと言えます。
これと同時に「この世界は、物質世界とスピリチュアリズムが共存している世界」ということを教えてくれています。
これらは、どちらに偏ることもなく、バランスが大切なのです。
物質世界で生きる多くの人たちは、目で見えたことでしか物事を判断することができません。
でも、人の心を理解したり、目では見えないことを想像することって実はとっても大切だったりします。
生きるためには、物質的な価値観だけでは生きていくことができません。
死後の世界へ帰るときも、この世での生き方は次にバトンを繋ぐという意味でも、生き抜くことが大切なのです。
また、生き抜くために、私たちは物質界である現世での学びを無駄にしてはいけないのです。
どんなことにも偶然はなく、必然であるということ
スピリチュアル記念日が制定される少し前に、カール・マルクスらによる「共産党宣言」がイギリスで刊行されました。
これらは、偶然ではありません。
全ては必然です。
もちろん、日々、私たちが生きている生活の中で起こることも、偶然はありません。
全てが必然であり、用意されている出来事なのです。
こんなことを言うと、「嘘だ」なんて言われてしまうかもしれません。
しかし、突然に問題が起こるからこそ、その人本来の姿が浮き彫りになりますよね。
このときに、たましいが大きく成長できることを私たちは知っています。
これらを理解したときに、あなたは本当の意味で幸せを見つけることができるのです。