つい、意地をはってしまったり、素直になれない…。こんなとき、どうすればいいの?
そもそも、あなたは相手を変えようとしていたり、自分の意見を通そうとしているなら、今回の問題が解決することはありません。
そして、あなたは自分が素直になれないことに、もどかしさがあったり、後悔することがあるのかもしれません。
とはいえ、自分がどのように変わればいいのかわからない可能性も。
そこで、まずは、"あなたが、素直になれない理由"を紐解いていきましょう。
素直になれない、あなたの心
そもそも、あなたが素直になれない原因を理解できなければ、素直になることはありません。
まずは内観し、あなたの本音を探っていきましょう。
相手が悪いと思っている
あなたが素直になれない原因は、相手にあると思っていませんか?
もちろん、相手が原因だと思うなら謝る気にすらならないでしょう。
でも、本当に、100%相手が悪いのか、少し考えてみてください。
あなたも、相手に嫌な思いをさせていたり、寂しい思いをさせていた可能性はありませんか?
相手の立場になり、相手の目線に立って考えてみてください。
もし、少しでもあなたに非があるなら…
勇気を持って、その非を認めてください。
あなたが非を認めれば、相手ばかりを悪く思うこともありません。
そうすれば、きっと、心に積もった雪が、徐々に溶け出すように心が軽くなり、相手に素直になることができますよ。
仲直りする、きっかけがない
あなたは、本当はあの人と仲直りがしたいはず。
だけど、どうやって仲直りすればいいのかわからないと思っていませんか?
もし「きっかけがない…」と感じているなら、きっかけを作ってみてはいかがでしょう?
たとえば、相手の得意分野が分かっているなら、相手の得意分野について質問してみる。
もし、相手の得意分野がわからないなら、共通の友達のことや天気のことなど、たわいもない話でもなんでも構わないのです。
要は、あなたが”きっかけ”を作れば良いだけの話なのです。
相手に言い放った言葉を撤回できない
もし、素直になることができない原因が”あなた自身が原因”だったら?
いろいろと相手に言ってしまった後に、あなたが誤解していたことに気づいたり、相手にとって決定的な一言を言い放ってしまった場合…
「許してもらえない」と感じてしまい、謝ることができないかもしれません。
もし、あなたが相手の立場なら、どのように感じますか?
「もう連絡してこないでほしい」とか「あの人とは絶交する」などと考えてしまうかもしれません。
しかし、相手もあなたに「誤解させてしまった」とか、「時間が経てば許せるようになるかもしれない」などと思っている可能性だってありますよね?
どちらにしても、あなたが相手のことを思う時点で、相手にあなたの想念やテレパシーは届いています。
そして、相手に言葉で伝える場合、きちんとどういったことを伝えるべきかよく考え、あなたが悪いと感じたことを素直に話してみてください。
もし、会うことができないなら、手紙であなたの素直な気持ちを伝えるようにしてください。
電話やメールは便利な道具ですが、相手に一番気持ちが伝わる道具といえば、やはり手紙がおすすめです。
こんな時代だからこそ、あなたの気持ちを込めた手紙を書き、相手に送るのです。
ただし、相手からの返事は期待しないこと。
相手への返事を期待しているあなたは、「これだけしたんだから、許してよね」という気持ちが根底にあるのかもしれません。
そして相手への謝罪は、相手からの返事を求めるものであってはいけないのです。
それでも、相手に何もできない…と感じるのであれば、手紙を書いた後、その手紙は送らずにそっとしまっておきましょう。
そうすれば、時間が解決してくれることもありますよ。
ジタバタ動いても、状態は好転することはありません。
こんなときこそ、あなたが内観するチャンスだと考え、静かに過ごすことがおすすめです。
そして、もし現世で相手と和解することができなくても、大丈夫。
なぜなら、あの世で相手と再会し、また分かり合えるときが必ず来るからです。
なので、まずはあなた自身を受け入れてください。
自分から謝りたくない
プライドの高いあなたは、自分から相手に謝りたくない気持ちがあります。
しかし、このままで良いのでしょうか?
私たちの住む現世は、有限です。
だからこそ、明日、事故に遭ってあの世へ旅立つことだってありますよね。
また、相手も同じように。
あなたの意地やプライドが邪魔をして、自分から素直になれないのは、今世のあなたの課題でもあり、今を生きづらくしている原因だったりします。
プライドが高い人は、
- どこかで相手をライバル視している
- 負けたくない強い気持ちがある
- 自分が相手より優位に立ちたい
- 相手をコントロールしたい
と言う、気持ちが強いのです。
そして、何より自分と相手を比較し、自分にないものを認められず、自己肯定感を下げていることもあります。
そして、その傲慢な気持ちは、あなたが思い描く結果とはかけ離れた形であなたに返ってきてしまうのです。
そのことに、早く気づき、あなたが悪かった部分は素直に受け入れることが幸せへの近道です。
素直になることは、弱さを見せることではありません。
素直になることは、自分を受け入れ、成長することです。
どちらが先に謝るかではなく、あなたがどのように自分を受け入れたかが大切なのです。
そうすれば、どちらが先に謝るとか、こちらから謝りたくないと言うことが問題ではなくなるはず。
そのうえで、あなたがどうするべきか、自ずと答えが出てくるのではないでしょうか?
素直になれない原因を考え、勇気を持って一歩を踏み出して
素直になれない原因が分かっただけでも、あなたのたましいは大きく成長しています。
それと同時に、あなたの課題が見えてくるでしょう。
あなたが、どんなところで素直になれないのかが分かれば、次はあなたが一歩を踏み出していくだけ。
そして、どうしても相手に素直になれないとき、時間を置くことも大切です。
時間を置くことで、お互いに内観する時間を持つことになります。
そして、あなたが素直になることで、今よりもっと生きやすくなり、人生が輝き出していくのです。